2023年11月22日 09:59

SAAMOプロジェクトチーム(NOD、アドレスホッパー、フェリックス、SUNDAY FUNDAYの4社)は、11月21日、本格的な薪サウナと温冷水シャワー、電源を備えた、オフグリッド移動空間「SAAMO(サーモ)」をローンチした。
「SAAMO」は、「Sauna as a movable oasis」の略称で、今後来るべきモビリティの未来に先駆けて、移動空間内での体験を構想し、社会実装するためのプロダクト。中古の大型観光バス(日野セレガ)をリノベーションし、下部トランクには給排水タンクや給湯設備、ポータブル電源を搭載、さらに乗車部奥にはフィンランドNARVI社製の薪ストーブを備えた5名収容のサウナ室、乗車部手前には約四畳半の畳の和室空間を備えている。
「SAAMO」は、都市部でも、自然の中でも、インフラや自然環境に依存することなく、サウナ・冷水浴・休憩のセットを体験することができるオフグリッド移動空間だ。既存インフラへの系統接続も可能なので、利用環境や利用人数に応じてオフグリッド/オングリッドを切り替えることができる。
「SAAMO」は、KDDI総合研究所が推進するライフスタイルの共創イニシアチブ「FUTURE GATEWAY」にて第1弾プロジェクトとして採択され、自動運転・生体センシング・水循環など様々な技術を駆使した未来のモビリティ構想として発足された「Hoppin’ Saunaプロジェクト」を母体として、発展した事業形態だ。また、「SAAMO」は、経産省が主導する第五回事業再構築補助金を活用して、実装が進められていた。