2023年11月16日 15:49

道頓堀商店会、JTB、NTT Com、フォーステックおよび合同衛生は、11月16日より、地域・企業・観光客が一体となったクリーン活動を開始する。

道頓堀は、国内外から多くの観光客が訪れる、大阪を代表する観光地であり、街並みを散策しながら楽しめる「食べ歩き」が人気。しかし、商店街の道路にはごみ箱を設置しておらず、「ポイ捨てごみ」による景観の悪化や公衆衛生への対応が課題となっている。2023年1月には、クリーンな観光エリアの実現に向け、道頓堀商店会エリアの一角にスマートごみ箱を仮設置する実証実験をおこなった。

実証実験の結果、スマートごみ箱の設置エリアにおける「ポイ捨てごみ」は、設置前と比較し約4割の削減効果がみられたことから、本格設置に向けた検討を進めてきた。この度、ごみが溢れない運営のあり方、蓄積したごみの回収方法などを検討し、道頓堀商店会エリア内の10カ所にスマートごみ箱の設置を決定。クリーン活動をスタートさせることになった。

スマートごみ箱とは、ICT(情報通信技術)を活用したごみ箱。今回使用するスマートごみ箱は、ごみの蓄積状況をクラウド上でリアルタイムに把握できる。また内部で自動的にごみを圧縮し、ごみ箱が満杯になる前に通知される機能を搭載している。5者は今後も連携し、クリーン活動の活性化と多角化を図り、世界に誇れる国際観光都市「大阪・道頓堀」の更なる魅力の磨き上げを行っていく。