2023年10月30日 16:26

「aba」社は、第一世代の「Helppad」を大幅に改良した第二世代「Helppad2」の販売を、10月30日から開始した。
介護職の人々は、おむつを1日に何度も交換する必要があるうえ、後始末にも手間がかかる。漏れていたらさらに大変で、かなりの重労働となる。「おむつを開けずに中が見たい」。介護職の人たちとの会話がきっかけで生まれたのが、Helppad。
第二世代の「Helppad2」は、シーツのようにベッドに敷いて、その上で寝ている要介護者が排泄すると、センサーがにおいを検知して介護職の人に通知するシステム。第一世代の発売以降、数年間に渡りヒアリングを重ねた現場の声を反映させた製品で、介護施設で働く人の負担をより減らし、被介護者もより快適に過ごせるよう工夫を重ねた。
センサーは、エアコンや空気清浄機などに使われる汎用品を採用し、安価に提供できるよう工夫した。技術的な特徴は「排泄物のにおいを検知するアルゴリズム」を開発したこと。排泄時のセンサーの反応データを大量に取得し、時系列で変化を見てパターンを解析、アルゴリズムのパラメーターをチューニングし続けた。第一世代と比較して、尿便識別のセンシング性能や、要介護者の快適性、メンテナンス性や介護者の使い勝手、コストパフォーマンスが更に向上している。詳しくはこちら。