2023年10月25日 15:36

Agoop(アグープ)は、流動人口データを分析・可視化し、定点観測レポートとして提供する「人流統計レポート」において、「インバウンド人流分析」の提供を11月中旬以降に開始する。
同社はこれまで、位置情報ビッグデータを活用した分析やデータの提供などを通じて、自治体・観光関連事業者の観光施策の支援や、小売・飲食業などの民間事業者のDX推進などを支援してきた。その中で、訪日外国人の観光誘致やマーケティング施策の強化などのため、エリアごとのインバウンド人流をきめ細かく把握したいという声が多く寄せられていたという。
「インバウンド人流分析」は、Near社が保有する全世界の約16億ユーザーの匿名加工(個人特定できないようにプライバシー保護・秘匿化処理など)された位置情報データを利用。訪日外国人の動態分析レポート・データを提供する。ユーザーIDごとに居住地が推定されており、海外に推定居住地を持つ外国人が来日した際に、訪日外国人として集計・分析することが可能。
分析対象のエリアは、任意の場所・形状を多角形(観光スポットや施設・建物などの単位)や円形(半径指定)、メッシュ(最小50m四方)、市区町村や都道府県全域など、さまざまなパターンで指定可能。指定したエリアごとに、来訪者の国・地域別人数、曜日別人数、時間帯別人数、滞在時間、前後の立ち寄り先、人気エリアのランキングなど、訪日外国人の国内移動・滞在をきめ細やかに分析できる。