2023年10月19日 15:01

Edv Futureは、生きる力を育む成長型支援サービス「Edv Path(エデュパス)」の利用データをもとに、夏休み前後の生徒の「非認知能力」の変化について調べた。
まず、「SEL/EQ(心の知能指数)」のカテゴリにおいては「自己理解」「社会/他者理解」「責任ある意思決定」の項目で、夏休み前よりも夏休み後に成長が見られた。長期休暇中には独立した時間が多く、自分自身について考える時間・機会が作りやすい。また、自分自身で1日のスケジュールや行動を決める点などから、「自己理解」「責任ある意思決定」に伸びが見られたと推測する。
やり抜く力を指す「GRIT」のカテゴリでは、中学生・高校生ともにいずれの項目も大きな成長は見られない。「周辺環境」のカテゴリでは、中学生・高校生ともに、通学期間と休み期間に応じた対人関係の違いが顕著に出ている。学外でのコミュニケーションが増え、家族・保護者や友人との関係性に伸びが見られた。
これらの結果を踏まえると、夏休みをはじめとする学生の長期休暇は、特に「SEL/EQ(心の知能指数)」で成長が出やすいことからも、非認知能力の向上に重要な期間だと言える。また、新しいチャレンジや非日常体験など、長期休暇中に何かを遂行する計画を立てておくことで、「GRIT」の成長も期待できる。