2023年10月19日 09:54

日本医師会は、10月18日、キッザニア東京に「臨床医」の仕事を体験できる「診療所」パビリオンを3週間の期間限定で出展を開始した。

キッザニアは、楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる施設であり、子ども達は、大人のように本格的な設備や道具を使って、さまざまな仕事やサービスを体験することができるようになっている。今回、日本医師会では子ども達に実際に診療行為を疑似体験してもらうことで、そこから始まる包括的で、全人的な医療について知ってもらい、「かかりつけ医」を身近に感じてもらうとともに、その「かかりつけ医」を下支えしているのが日本医師会であることを知ってもらうきっかけとなればと考え、出展を行った。初日を迎えた10月18日は取材会も行われ、日本医師会からは松本吉郎会長、角田徹副会長、黒瀬巌常任理事が出席した。

期間中、パビリオンでは、子ども達に診療所で働く「臨床医」としての仕事内容や役割を知ってもらうため、患者(医療人形)に対して、脈拍の確認や聴診器を使って心音の聴診を行う「診療」と、シーネを当て包帯を巻くなどの骨折の「応急処置」の体験をしてもらうばかりでなく、参加者には日本医師会が発行している「医師資格証」に似せた写真付きのカードをプレゼントする。また、来場者に予防接種の意義を知ってもらうためのクイズラリーも実施している。

出展は11月7日まで。

日本医師会