2023年10月13日 09:01

JR東日本スタートアップ、東急、小田急電鉄、西武ホールディングスで構成される鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」は、第二弾として、Luupとマイクロモビリティ領域においてすべての人が安全・便利に移動できる社会の実現を目指し共創する。

移動課題の解決に向けたさまざまな障壁を乗り越えるために、JTOS各社が有する駅や鉄道、不動産などの経営資源、グループ事業における情報資源を掛け合わせた広大な実証実験フィールドを提供し、Luupと共に未来の移動の当たり前を創造していく。

今回、大分県別府市、東京都あきる野市、埼玉県秩父市といった観光地にて、電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を活用した実証実験を順次開始。観光地では、利用者が鉄道などの一次交通を利用後、観光施設へアクセスするための二次交通手段の不足が大きな課題となっている。この移動課題の解決に向けて、移動手段の選択肢を増やし、徒歩では遠いエリアへのアクセスや回遊性を向上させることで周遊観光を活性化する。

また、快適な移動体験を観光地で提供することで、電動小型モビリティを未体験の人に対して利用のハードルを下げ、都市部における日常シーンでの電動小型モビリティ利用を促す。

今回の観光地での実証実験の結果を踏まえて今後は、各社沿線エリア間での連携施策を検討し、二次交通としてマイクロモビリティが安全・安心なサービスとして世の中に普及し、当たり前に利用できる社会を推進していく。