2023年09月14日 09:03

サンクトガーレンは、表皮の傷やいびつな形のため、一般では売り物にならない梨を活用したビール「和梨のヴァイツェン」を限定発売する。

近年、多くの梨農家が「蜜症」に悩まされている。蜜症は猛暑など異常気象の影響で果実内の糖分が偏って透明化してしまう現象。リンゴにあると喜ばれる蜜だが、梨に発生すると特有の食感が失われるため一般販売は出来ない。

蜜症の梨は食感が悪くても食用としては問題ない。そのため神奈川県の関係者より相談を受けこのビールを開発した。他にも風に揺られ枝と擦れて傷や割れがあったり、色や形(サイズ)にバラつきがあるなど、通常品としては売り物にならない梨を買い取って活用している。今年は豊水・幸水・菊水・新星の4種の梨を使用している。

サンクトガーレンは梨だけではなく傷オレンジを使ったビール「湘南ゴールド」、傷リンゴを使ったビール「アップルシナモンエール 」など1年を通じて様々な傷あり果実を使ったフルーツビールを製造販売している。

9月14日より本厚木駅北口すぐの直営店「サンクトガーレンタップルーム」とイベントのサンクトガーレンのブースにて樽生を販売する。イベント「けやきひろば秋のビール祭り」は9月14日~18日、さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナにて開催。「横浜オクトーバーフェスト」は9月29日~10月15日、横浜赤レンガ倉庫イベント広場赤レンガパークにて開催。「厚木オクトーバーフェスト」は10月6日~15日、厚木中央公園にて開催する。