「新国デジタルシアター」では、演劇公演「骨と十字架」公演映像を無料配信中。映像で、新国立劇場の本格的な公演を楽しめる。

「新国デジタルシアター」は、時や場所を選ばずに新国立劇場の舞台芸術を鑑賞できる映像配信プラットフォーム。現在はオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」を無料配信中。この度、「新国デジタルシアター」にて新たに演劇「骨と十字架」の無料配信が決定した。9月1日より1カ月間、視聴できる。

「骨と十字架」は、2019年に小川絵梨子演劇芸術監督就任のシーズンの締めくくりとして、小川さん自身の演出で上演された、劇団パラドックス定数を主宰する劇作家・演出家の野木萌葱さん書き下ろし作品。本作品は、進化論を否定するキリスト教の教えに従いながら、同時に古生物学者として北京原人の発見に関わり、一躍世界の注目を浴びることとなった実在のフランス人司祭、ピエール・テイヤール・ド・シャルダンの物語。どうしても譲れないものに直面したとき、信じるものを否定されたとき、人はどうなっていくのか、どう振舞うのか。立場を異にする男性5人の聖職者による濃密な会話劇は、上演時に大きな反響を呼んだ。

出演は、神農直隆さん、小林隆さん、伊達暁さん、佐藤祐基さん、近藤芳正さん。配信期間は9月1日12時～10月2日12時。新国立劇場ウェブサイト内「新国デジタルシアター」はこちら。