2023年08月29日 19:58

毎日新聞社は校閲センターが運営するサイト「毎日ことばplus」で8月29日、新たなサービスを始めた。月額1500円(税込み)で有料会員登録をすれば「学べるゲラ」「ことば茶話」「毎日新聞用語集」の三つのサービスを提供する。
毎日新聞校閲センターは1月25日にサイトをリニューアルして「毎日ことばplus」を始めた。無料の会員登録でことばの達人たちの寄稿が読め、週1回のメールマガジンも届くというサービスで、多くの人に会員登録されている。5月には「校閲力講座」入門編をリリース。校閲記者が自らカリキュラムを組み、内容を執筆し、校閲記者が語る動画となる。20本セットで2000円(税込み)と手ごろでもあり、好評を得ている。
8月29日には、新たに有料のサービスを始めた。これまでの会員制度は無料のプランのみだったが、今回は有料のサービスとなる。月額1500円で有料会員登録をすれば、三つのサービスを提供する。
一つは「学べるゲラ」。実際の新聞原稿をもとに、校閲記者が見つけた(見逃した)間違いやありがちなミスを盛り込んだゲラ(校正刷り)を作成。週に1回アップされる。オンラインイベント「ことば茶話」を視聴可能。隔月開催で辞書編集者や日本語研究者らを招き、校閲記者が話を伺う。アーカイブ配信もある。ほか、書籍版「2019年版毎日新聞用語集」(非売品)をもとにしたデジタル版の毎日新聞用語集を利用できる。