2023年08月24日 09:23

奈良市は、「戦力としての障害者雇用」セミナー実践編を9月11日に開催する。
奈良県の民間企業における障害者実雇用率は2.91%で、8年連続で過去最高を更新している。また、全国の障害者実雇用率2.25%を上回り、全国2位となっている。しかし、法定雇用率の段階的な引き上げや、合理的配慮の義務付け等、企業に求められる範囲は拡大している。奈良市産業政策課は、2018年に開催した企業向け障害者雇用セミナーをはじめとして、職場体験実習のマッチングや企業交流会等に取り組むことにより障害者雇用に対する理解を深め、就労機会の拡大を目指し、障害者雇用推進事業を実施している。
奈良市は、8月4日に「開催した「戦力としての障害者雇用」セミナー兼職場体験実習事業説明会の続編として、「戦力としての障害者雇用」セミナー実践編を開催。前回セミナーでは、身体障害者の雇用が減少傾向にある中で、「いかに精神障害者や知的障害者を戦力として活用するか」について、企業戦略や部署の課題解決を目指した戦略的障害者雇用を実現するポイントを、具体的な実例を交えて紹介した。今回のセミナーでは、実際に戦略的障害者雇用を検討していくにあたり、どのように職務内容を創出していくか、講義と個人ワーク形式で「職域開発」を体験できるセミナーとなっている。なお、同セミナーの開催後も、障害者雇用に初めて取り組む企業から、更に質を高めた障害者雇用をしたい企業まで幅広い目的に対応したイベントを実施予定だ。
日時は、9月11日14時~16時(オンライン)。