2023年08月22日 15:15

図研社は、古野電気が取組む、船舶用大型機器のメンテナンス・サービス業務の品質と作業効率向上を支援するため、ラティス・テクノロジー社製「XVL Studio Standard」を導入。組立作業手順書の3D化、アニメーション化を実現した。

古野電気が提供している機器は、漁労だけではなく、船舶の安全運航にも影響を及ぼす。そのため、製品性能はもちろん、迅速なメンテナンス対応などサービス品質が、ユーザーにとっての重要な製品価値となる。しかし、船舶用大型機器の構造は複雑で、分解する部品点数も多い。従来の2Dの組立作業手順書で構造を正確に把握するのが難しく、それがメンテナンス作業効率向上の課題となっていた。

「XVL Studio Standard」は、開発部門が作成した3D CADデータを使って、データ容量を約100分の1に軽量化できるXVLに変換する。3D CADを使わないメンテナンスチームでも独自に編集できるだけでなく、作業工程のアニメーション化ができるため、直感的に理解しやすい3Dの組立作業指示書が、低コストで効率的に制作できる。古野電気は、「XVL Studio Standard」の導入により、組立作業指示書を刷新し修理・メンテナンスプロセスにかかわるリードタイムと作業工数を画期的に改善することに成功した。

同社の「導入事例」では、「XVL Studioシリーズ」導入の背景や目的、課題、効果などについて詳しく紹介している。詳しくはこちら