2023年08月16日 15:55

セーフィーは、風力発電設備の建設現場となる沿岸部において、「遠隔臨場」を実現する実証試験を行った。国内の産業では慢性的な人材不足が進行する中、建設業や製造業だけでなくあらゆる「現場」を持つ業種にて、ウェアラブルカメラやWeb会議システムを活用した遠隔臨場が進んでいる。
遠隔臨場は、現場監督員の「移動時間の削減」における作業効率向上に寄与。さらに、熟練者や教育者が本社にいながら各現場の様子をチェックし、複数のスタッフに指示出しやアドバイスができるようになるため、効率的な人材教育・育成の実施も適えている。
一方、トンネル内や沿岸部、山間部などの通信環境が元来悪い場所では、ウェアラブルカメラやWeb会議システムを安定品質で利用できない可能性もある。今回の実証試験は、ネットワーク環境が脆弱な沿岸部で行われている風力発電設備工事現場において、クラウドカメラを活用した遠隔臨場を実現できるか確認する目的で実施された。
実証試験の結果、通信環境が劣悪な環境下でも、衛星通信「Starlink」や屋外向けメッシュWi-Fiルーター「PCWL-0410(PicoCELA)」の組み合わせを活用することで安定したネットワーク環境を構築。クラウドカメラによる遠隔業務の実現に繋げ作業の効率化を実施できた。詳しくはこちら。