2023年08月14日 15:54

インプルでは「岬の湯しゃこたん」を運営するSHAKOTAN GOと共同で、8月9日より、地方創生を目的とした新たな取り組みとして、積丹町におけるワーケーション制度を開始する。
積丹半島の神威岬と積丹岬の間にある温浴施設「岬の湯しゃこたん」は、2002年に開館。以来、積丹半島の突端にて海と夕日を見渡す露天風呂を構えた町営の温浴施設として、数多くの観光客・地元客に愛されていた。しかし開館から20年を経て、多額の累計赤字など経営が苦しい現状がある。
SHAKOTAN GOは、2022年4月1日から「岬の湯しゃこたん」の民間譲渡先となり、経営改善と積丹町の魅力の発信のため様々な活動を行っている。同社も地方創生と働き方改革推進の実現のため、SHAKOTAN GOと連携しワーケーション制度の構築に取り組んできた。8月9日~10月まで、毎週3~5人の同社の社員が2泊3日で積丹町へ行き仕事を行い、10月までに延べ50人の利用を見込んでいる。本制度の導入にあたり、最適化された仕事環境のため「岬の湯しゃこたん」には特設のワーケーションスペースが整備された。さらに交通費全額を会社負担とし、近隣の古民家での宿泊の手配等、積極的なサポートを実施。
同社は北海道・札幌発のITベンチャー企業として、この新しい制度を通じて積丹町の魅力を多くの人々に知ってもらい、地方創生に貢献。今後、地域との関わりをより深め、地域企業のDX推進・支援を行い、将来的にはワーケーション人材が地域での副業にも従事することで直接地域経済に貢献することも目指す。