2023年08月07日 15:54

PECOFREEは、三井住友海上キャピタルをリードインベスターとして、セゾン・ベンチャーズより引受先とした第三者割当増資を実施。これにより、シード、プレシリーズAラウンドで累計の資金調達総額は1.2億円となった。同社は、スマホから頼める、栄養士監修の手作りお弁当注文サービス「PECOFREE(ペコフリー)」を運営している。
世界的に高く評価されている日本の学校給食だが、高校生は給食の対象とならないことから、問題が起きている。食堂や購買部を利用する学生は全体の1~2割で、家庭からの弁当の持参や市販の食品で昼食をとる学生が多数。食堂や購買部では売り切れが生じ、共働き世帯では弁当を作る時間がなく、学校は食堂維持のコスト増加による撤退など、課題が山積みとなっている。
この課題を解決したいと考えられたのが、PECOFREE。高校生が学校で食べるお弁当をスマートフォンで注文して学校に届けられれば、生徒も保護者も食のインフラが確保できる。学校も食堂や購買部の有無なく導入ができ、全校生徒に食事が行き届く。
学生は1食350~500円でアプリから弁当を事前注文でき、当日に学校で受け取ることができる。家計に優しく、ひと月で60種類以上の弁当を提供し、栄養士が監修のため保護者も安心して任せることが可能。働く子育て世帯と学生がHAPPYになれるサービスを構築することを価値としている。2021年4月のサービス開始から約2年で、学校・学童・企業含む500施設以上に導入が決定、昨年比売上4.3倍の急成長を実現した。