2023年08月04日 09:59

どりむ社は、発達障害(神経発達症/神経発達症群)やグレーゾーンの子どもとその保護者をサポートする学習教材「マイラビ(my learning habit)」を開発し、販売を開始した。
「マイラビ」は、子どもそれぞれの特性に合わせた学習支援タイプをカスタマイズできる、業界初(7月、日本国内における「発達障害(神経発達症)をもつ児童向け通信教育」として、同社調べによる)の学習支援システム。教材は、小児科医監修のもと、WISC(児童向けウェクスラー式知能検査)IV・Vを参考に、問い方、答え方に配慮した紙面を複数用意している。例えば、「決まった枠の中に文字を書くのが苦手」な子どもには文字を書きやすくする工夫、「文章を読み取るのが苦手」な子どもには大事な部分に目がいきやすくする工夫、「図式の意味を捉えるのが苦手」な子どもには式や図表の理解を助ける工夫など、特性によって異なる工夫が紙面に施されている。子どもは、それらの中からの自身の特性にあった支援タイプを組み合わせ、一人ひとりに寄り添った、きめ細やかな支援を受けることができる。
学習を進めるうえでつまずくことがないように、カリキュラムはステップ数を多くした独自のスモールステップ方式を取り入れている。毎日の学習量は子どもに負担にならない枚数にし、子どもが「できそう」「できた!」を繰り返すことで、無理のない学習習慣へとつなげる。子どもの発達や学習面に不安をかかえる保護者に向けて、心配ごとや困りごとなどを医師など専門家に相談できるシステムも整えている。