2023年08月02日 10:08

エヌ・ティ・ティ・スマートコネクトは、番組制作業務のDX化をスマートに実現するクラウドサービスとして「遠隔編集サービス」を8月1日より提供開始する。

番組制作業務のDX推進にあたっては、「オフィス環境と同等水準の操作性」に加え、「高精細な編集映像を遠隔地にロスなく伝送する技術」、そして「経済性」が求められている。これらの課題解決をめざして、NTTスマートコネクトでは、西日本電信電話、NTTビジネスソリューションズ、メディアリンクス、朋栄と2022年に発足した「遠隔編集サービス共創プロジェクト」での活動を通じて、「遠隔編集サービス」の事業化に向けた検討を進めてきた。

「遠隔編集サービス」は、NTTスマートコネクトのデータセンター上にある編集サーバーに、編集者がリモート接続を行い、映像編集が実施できるサービス。サーバー上で編集した映像は、IP伝送装置にてIPネットワークを通じて伝送し、遠隔地のモニターに表示させることができる。これにより、これまでオフィス環境で実施していた編集作業について、自宅や出先などでも実施可能となる。編集者は自宅から編集作業を行い、ディレクターはオフィス環境にて高精細映像確認を実施するといった、作業場所を問わない新たな働き方が可能になる。

当面の予定としては、2023年夏の甲子園の開催期間において、甲子園映像のリアルタイム編集にて、複数の放送局に同サービスを利用してもらう。報道番組制作への同サービスの活用モデルを確立するため、利用シーンの具体化に向け、放送局と協同して検討を進めていく。

提供開始日は8月1日。

NTTスマートコネクト