2023年07月31日 12:18

HAI ROBOTICS JAPAN(HRJ)は、既存の物流ロボットACRと協調してワークを運搬できるAGV型ロボット「HAIFLEX」を、8月1日より日本国内で発売する。
「HAIFLEX」はAGV型のロボットで、最大1000kgのワークの搬送が可能。これにより1ケースごとにピッキングする ACR に加え、パレットやロールコンテナ等の大型 SKU の保管が両立して管理できるようになる。同製品は物流ロボットの開発・販売・導入をグローバルで展開するハイロボティクスが、世界中の顧客から物流ニーズを集め、開発された。LiDARセンサーによる障害物回避、バッテリーマネージメント機能が搭載されている。
日本の物流市場は、人手不足や運用の効率化のためにロボットや機械を活用した自動化を検討する企業が増加している傾向にある。自動化と言ってもこれまでの業務オペレーションや倉庫の大きさなどを大幅に変更するには難易度が高い。同社のメイン製品であるACRは、人が物流現場で行っているようなケースごとにピッキングするニーズは満たすことができるが、パレットのような大型なワークや、重量物を搬送することが課題となっていた。
「HAIFLEX」はACRが不得意としていたワークの搬送を行うことができ、かつACRと協調することができる。同じ保管エリアで保管できるワークの幅が広がることにより、物流環境はより柔軟かつ効率的になることが期待される。