2023年07月28日 09:05

小田急電鉄と小田急箱根ホールディングス、三井住友カード、ジェーシービー、小田原機器、QUADRAC、オムロンソーシアルソリューションズは4月に発表の通り、小田急箱根グループの交通機関各駅に、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用。タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や同カードが設定されたスマートフォンなどによるタッチ決済とQRコードを活用した電子チケット(QRチケット)読み取り機能が一体化した専用端末を設置し、8月2日から運用する。
箱根ロープウェイと箱根海賊船に導入するタッチ決済は、往復利用することの多い訪日旅行者の傾向を捉え、タッチにより1日乗り放題乗車(船)券として取り扱われる。利用の都度精算するよりもお得に、利便性高く利用できる。QRチケットは、箱根登山電車と箱根登山ケーブルカーにも導入し、箱根山内広域で利用できることから、利用者に便利でスムーズな旅の時間を提供する。
タッチ決済は、利用運賃分の精算ではなく、1日乗り放題乗車券・乗船券として取り扱われる。当日初回のタッチでロープウェイでは2500円が、海賊船では2220円が利用額として認証され、当日中であれば2回目以降のタッチによる支払いは発生しない(乗車(乗船)にはタッチが必要)。
小田急箱根グループでは、タッチ決済とQRチケットで周遊観光の環境整備を推進していく。なお、ロープウェイに国際ブランドの タッチ決済を導入するのは、全国初の取り組みとなる。