2023年07月26日 12:23

東海大学万城目ゼミが、昨年から大磯・二宮のみかん農業の課題解決に本腰を入れて取り組んでいる。今年は昨年よりも早く夏の摘果体験から活動を開始し、おいしいみかん作りのために欠かせない摘果(間引き作業)を学ぶことから始めた。
7月25日に、東海大学教養学部/人間環境学科 社会環境課程の万城目ゼミの万城目教授とゼミ生11名で大磯の二挺木農園を訪れた学生たち。農園主の二挺木さんから湘南エリアのみかん農業の歴史や課題について学び、34℃を超える炎天下の中、実際に摘果作業も体験した。摘果したみかんはその場で絞り、ジュースとして味見。摘果作業の大変さだけでなく、摘果みかんの商品化への可能性についても実感することができた。
さらに、大磯漁港のOISO CONNECTに場所を移し第2部の座学行を実施。11名の学生は3つのチームに分かれ、事前に全国各地のみかん農業支援に関する先行研究や先行事例のデータを徹底分析。湘南エリアのみかん農業にどのように応用するかの発表を行なった。今年度は行政と連携した産官学連携の取り組みを強化する予定。湘南エリアのみかん農業の課題解決に向け、学生たちの熱意と研究結果をフル活用し、持続可能なみかん農業・地域活性化への貢献を目指す。
万城目ゼミでは、農家訪問を通じて実感した課題を整理し、事前学習で調べたことで応用可能なものはあるか。どのようにしたら課題を解決できるのかを、ゼミの夏合宿で更に調査研究をして「アグリカルチャーコンペティション2023(第7回)に挑戦する。