2023年07月19日 16:00

mign(マイン)は、7月、生成AIによって建築プランナーのインタビューとパース作成を自動化したソリューションを公開(期間限定)した。

建築やランドスケープなどの設計プロセスにおいては、まず設計者がクライアントのインタビューをし、それを踏まえて、イメージ画像やパースなどを作成。その後、クライアントのフィードバックを受けて、さらに修正を重ねるという流れが一般的。コミュニケーションは主に言葉で行われることで、それが可視化されたイメージと異なる場合は、手戻りが発生する。

今回、公開したソリューションは、そのインタビューからイメージ作成の一連のプロセスをChatGPTや画像生成などの生成AIによって置き換えることで、設計者側のコストの削減が期待できる。公開するβ版では、住宅の設計を想定し、ChatGPTが建築プランナーのように設計に必要な情報を一つずつインタビュー。ユーザーは、「家族で居住する和風の住宅がほしい」といった希望を伝えると、そのインタビューの内容をもとに、画像生成によって瞬時にイメージ画像を出力する。

インタビューの内容や聞き方の調整、出力する画像を、建設会社の過去事例を踏まえたイメージにするようなカスタマイズも可能。この機能は同社のchact(建設領域対話AI)に連携済。公開期限は2023年8月末までを想定している。期間限定β版はこちら