2023年07月18日 09:04

北三陸ファクトリー及び、moovaは、7月15日に日本のみならず世界の海の未来を豊かにするプラットフォーム「JAPAN UNI SUMMIT vol.0」を開催した。

北三陸ファクトリーは、岩手県の沿岸最北端、北三陸・洋野町を拠点とする水産会社。海藻を十分に食べ、高品質な天然うにの持続的生産を可能とする、世界で唯一の「うに牧場」の仕組みにより、本州水揚げNo.1を誇ってきた。

近年、「磯焼け」と呼ばれる海の砂漠化が、日本のみならずオーストラリアなど世界中の海で広がっている。これは、地球温暖化による海水温の上昇で、ウニの活動が活発化し、餌である海藻を根こそぎ食べ尽くしてしまう食害が原因の一つとして考えられている。北三陸ファクトリーでは、磯焼けによる餌不足で実入りが悪くなった痩せウニを廃棄ではなく、美味しいウニに変える「うに再生養殖」、ウニ殻で作られた堆肥ブロックを用いた「藻場再生」の取り組みを行っている。

この世界的な課題に対する認知度は低く、加速度的に深刻化する事態に向き合うためには、より多くの力やアイディアが必要であると考え、水産事業者だけでなく多方面で活躍する人々やコミュニティを繋げ、共にアクションを起こしていくプラットフォームとして、立ち上げた。また、このvol.0はそれぞれが直面している課題を共有し、アイディアをぶつけ合い、未来に向けた一歩を踏み出す場として設けられた。

「JAPAN UNI SUMMIT vol.0」は、洋野町役場ウニーク(ひろの水産会館)にて7月15日開催。

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