
凸版印刷は、D2C(Direct to Consumer)事業の早期立上げ・実行を支援するサービス「D2Cのばセル」をメーカーのブランド部門などに向けて7月14日より提供開始する。
近年、店頭販売のみならずECモールなど商品販売チャネルの増加により、法人のみならず個人でもオリジナル商品を開発・販売することができ、消費者が購入できる商品ラインナップが膨大に増えている。商品数の多さから店頭やECモールでは、価格以外の差別化が図りにくく販売時は独自性のあった商品も急速にコモディティ化。これらの背景から、メーカーにとってモノを通して得られる感情や体験を重視し、商品やブランド独自の世界観を消費者に訴求できるD2C市場への参入機運が高まっている。しかし、D2Cは、メーカーの商品を網羅的に扱うECサイトとは異なり、メーカー内でD2C事業を推進するブランド部門・担当者にとっては専門的なノウハウ、リソースが必要なため参入障壁が高いことが課題となっている。
「D2Cのばセル」は、D2Cの事業立ち上げからグロース支援までに特化したサービス。商品企画、事業性検証、商品ブランドの世界観を訴求するサイト構築、集客、CRM運用をワンストップで提供する。D2C事業の参入を検討する業種・業態のEC設計パッケージを5種類用意しており、事業設計の期間短縮や効率化を実現する。凸版印刷はこれまで、消費財を中心としたメーカーの商品企画からECサイト構築、フルフィルメント運用、プロモーション、CRM施策まで一貫して提供してきたノウハウを活かし、D2C事業の立ち上げに特化した支援を行う。