2023年07月12日 09:59

アディッシュは、子どもがいじめや悩み事を学校に連絡できるいじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」の2022年度の集計結果を発表した。
いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」は、「ひとりで悩む仲間をひとりでも助けるために」をコンセプトに、小学生から高校生まで活用されている、いつでも匿名でいじめの目撃情報などを連絡できるWebサイト。いじめを見た・聞いた、または自身が受けていることを学校へ知らせること、自身の悩みや気になることも連絡できるツールとして、全国の小中高400校以上(2022年4月末現在)に提供している。
2022年度に「スクールサイン」に寄せられた声で最も多かった内容は「いじめ」(29.4%)、次に「学校や教員への苦情・不満」(26.7%)、「生活態度」(17.1%)と続いている。「いじめ」の割合は、前年度(18.3%)から11.1%増加しており、2022年度の訴えの中で最も高い増加率となった。寄せられた声の中には、対面でのいじめやトラブル、暴力などの声があり、コロナ渦中と比べ、登校が再開し、生徒同士が対面する機会が増えたことが要因だと考えられる。生命に関わるような重大事案の投稿(緊急度高)は前年度より1.8%減少している。コロナ禍で居場所を見つけられずにいた児童・生徒が、対面授業に移行したことにより新たな居場所を見つけられたことが考えられる。