2023年07月10日 19:17

国内最大級の水族館「海遊館」で、7月14日から開催される特別企画において、日本初の水平リサイクルプロジェクト「Re VALUE+」により作られた萩原工業製のブルーシートが使用される。
「Re VALUE+(リバリュープラス)」は、萩原工業とJ&T環境社が提携して取り組む、使用済みブルーシートを回収し再生ブルーシートを製造する水平リサイクルプロジェクト。同社はプラスチック製品メーカーとして、主力製品であるブルーシートを持続可能な環境配慮型製品に変えていく取り組みを率先して進めており、そのアプローチの一つとして本プロジェクトを2021年から推進している。
一方、海遊館では、2024年9月オープン予定に向けて、「グレート・バリア・リーフ」水槽がリニューアル工事中。特別企画では、壁面を覆うブルーシートに描かれた生き物のイラストのついたARマーカーにスマートフォンをかざすと、画面上でブルーシートがめくれ上がる。「グレートバリアリーフ」で暮らす色とりどりの熱帯魚やアオウミガメなど約10種類が泳ぎ回るという、バーチャル体験を楽しめる。
リニューアル後の「グレート・バリア・リーフ」水槽は、地球規模の環境保全についてメッセージを発信できる展示への進化を目指している。今回の特別企画は、工事中の水槽の壁面だからこそ可能な体験価値を提供しながら、環境保全の大切さを伝えるために開催。その一環で、国内初の水平リサイクルプロジェクト「Re VALUE+」によってできた萩原工業製のエコな再生ブルーシートが採用された。