2023年07月07日 12:52

東日本エア・ウォーター物流は、岩手県滝沢市に建設を進めていた食品向け3温度帯物流拠点「盛岡低温センター」を8月1日より稼働開始する。

エア・ウォーターグループの物流事業は、高圧ガス輸送、一般貨物輸送、低温管理による食品物流、血液を運ぶ医療物流、フェリー航路を使ったシャーシ輸送、トラックボディなどの設計架装まで幅広く事業を展開している。中でも、食品メーカーやコンビニエンスストア、スーパーマーケット向けの低温食品物流事業は冷凍食品や加工食品ニーズの高まりを追い風に、堅調に伸長している。

こうした中、東日本エア・ウォーター物流は、低温物流ネットワーク(コールドチェーン)の拡充を通じた事業拡大とグループにおける物流機能の強化を目的に、食品物流に欠かせない常温・冷蔵・冷凍の3温度帯倉庫と冷凍自動倉庫を有する物流拠点「盛岡低温センター」を岩手県滝沢市に開設した。同社グループとして東北地区で初の食品向け3温度帯物流拠点となる。

同センターは、物流「2024年問題」が差し迫り食品の長距離輸送が困難さを増す中、全国と東北エリアの低温物流をつなぐ役割を担う。全国で製造された様々な食品を集約し東北各地へ配送する機能を担うとともに、東北各地で生産された食品やその原材料を集約し本州の主要都市へ輸送するための拠点として活用していく。ますます深刻となる働き手不足を考慮し、冷凍自動倉庫で搬出入作業を自動化して省人化を図るなど、物流効率を向上していく。

稼働開始日は8月1日。所在地は、岩手県滝沢市大釜風林3番22および3番32(盛岡西リサーチパーク内)。

エア・ウォーター