2023年07月07日 12:55

北関東を中心にリユース事業など、4事業部54拠点のプリマベーラは、6月26日に創業25周年を迎え、23期の決算が速報値で売上高45.6億円、経常利益4.4億円の増収増益となった。
同社は2022年7月に「株式会社ときわ」の事業継承を行い、現在までに5店舗を「ときわ書店」から「利根書店」としてリニューアルオープンした。これらの店舗の業績は好調で、2023年5月の月間売上が、リニューアル前の1年間の平均月間売上に比べて平均で約177%成長。一番業績を伸ばした店舗は「利根書店水戸店」で、約200%の伸び率となっている。
新店舗は「男の終活」で話題の「中古DVD」の品揃えや、フェムテックグッズなど時代に合わせた品揃えと、店舗内外の販促を強化。それにより、客数も5店舗平均約130%増と支持を集めている。なお「男の終活」とは、利根書店が推進する、男性向けDVDなどデリケートな財産を終活として処分すること。一人でも多くの人の尊厳を守り、遺族の精神的な負担を軽減すること、また、買取した商品を中古商品として再販することで、SDGsに貢献できる仕組みを作ることを目的としている。
利根書店では、リアル店舗での買取・処分だけでなく、ネットを活用して全国からも買取・処分サービスに取り組んでいる。同社は、1998年6月26日に創業者の吉川充秀さん(ゴミ拾い仙人)が、「利根書店尾島店」を創業し、2023年6月26日に25周年を迎えた。25周年の直前に新井英雄さんへ代表が交代したが、依然業績は好調を続けている。