2023年07月04日 16:11

ニチバンは、最小限の視線移動で画面と手元を見ることができるウェアラブルディスプレイ「ニチバン スマートグラス」を、7月3日から全国の病院、クリニックなどの医療機関向けに発売する。
近年、医療現場では、正確な処置を行うために様々な機器が使用されている。エコーなどのモニターを有する機器を使用する処置においては、視線移動が多いと処置が安定しない。そのため、モニターと処置部を同一目線にして、視線移動をできるだけ少なくすることが求められている。
この度発売する「ニチバン スマートグラス」は、視覚拡張により、処置を行う手元と同一視線上に画面を映し出すことができるウェアラブルディスプレイ。エコーガイド下穿刺を行う末梢静脈カテーテル留置、内視鏡による嚥下機能検査、作業マニュアルの閲覧などの際に、最小限の視線移動で画像と手元を見ることができる。顔の形や使用シーン、個人差のある「瞳孔間距離」に応じて見え方を調整できるように、ディスプレイの位置を上下左右に動かすことも可能。
また、周囲の明るさの影響を受けにくいノンシースルービューアーの採用により、見やすさを追求した。フレームは日本のメガネの聖地、世界品質の福江県鯖江製。頭を包み込むような固定感により、長時間でも最小限のストレスで装着することができる。「見え方」と「かけ心地」を追求した仕様で、長時間の作業でも負担が少なく、周囲の明るさの影響を受けにくい。標準価格29万8000円(税別)。製品ページはこちら。