2023年07月03日 15:47

「パディッチ(paditch)」を販売する株式会社「笑農和」は、水田から発生する温室効果ガス(メタン)削減値の数値化を実現するシステムを開発。既存製品であるpaditchに導入し、「paditchカーボン・オフセット」を、この秋ローンチする。それに伴い「paditchカーボン・オフセット」を利用するモニター農家を募集する。
paditchはスマホ・タブレット・PCを使用して、水田におけるスマートな水管理を実現する製品。paditchの水位調整機能を使うと、田植え後の水管理を遠隔で行う事ができ、あらかじめ水位・水温を設定しておく事により、自動で開閉を行う事もできる。
手動で行う水管理では、何枚もある田んぼを一カ所ずつ車で回ったり、車では行けない細い畦道まで時間をかけて歩いていき、手作業で水門を開閉するなどの大きな手間がかかる。paditch導入により、それらをシステム上で自動化することにより時間と労力の削減につながる。深刻な高齢化と後継者不足に直面する米農家問題を支え、若い農業者の増加にも貢献するシステムとなっている。
追加された「カーボンオフセットモード」機能では、水管理作業の中での中干しの記録と管理が、より簡単に行える。「中干し開始」ボタンを押すと、自動的に水管理スケジュールが中干しで生成され、中干しを実施。また中干し期間を表示することで、温室効果ガスを意識した営農管理も可能になるだけでなく、削減効果も可視化する。詳しくはこちら。