2023年06月28日 19:51

東京都台東区は、6月28日、大丸松坂屋百貨店、ローカルフードサイクリングと三者による都内初の協定「循環型ライフスタイルへの転換に向けた協定」を締結した。この協定をもとに、区民を対象にはじめてのコンポスト講座・ワークショップ・啓発イベントの開催、堆肥回収会を実施する。

台東区の燃やすごみの約1/3を「生ごみ」が占めている。この「生ごみ」を減らすために、コンポストの推奨も行ってきたが、コンポストでできる「堆肥」について活用できる場所が少ない台東区では、この「堆肥」がコンポストを利用継続する上で、大きな課題となっていた。この課題を解決し、循環型社会を実現するため、コンポストに関わる「専門的知識やノウハウ」を有する事業者と連携し、生ごみ減量に取り組む。

6月28日に台東区役所で行った締結式では、服部征夫台東区長から「皆様の専門的な知見やノウハウ、情報発信力などを活かし、連携・協力のもと、生ごみをごみとして処理しない循環型ライフスタイルへの転換を進めていきたいと思います」との挨拶があり、大丸松坂屋百貨店澤田代表取締役社長からは「250年間お世話になっているこの地で、未来に向けたサステナブルな取り組みに参加させていただけることは大変光栄です」、ローカルフードサイクリング平代表取締役から「地球温暖化の課題に対し、身近な食の観点から、これまでの専門性と実績を活かして区民が楽しくコンポストに取り組めるように普及と継続支援に尽力します」との挨拶があった。