2023年06月27日 15:46

全国の書店、ネット書店からの継続的な注文を受け、「土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命」(2022年5月30日、NHK出版刊)の7刷が決定した。発売から1年経過した現在も、Amazonで1位を連日獲得するなど、引き続き売れ行きも好調。

著者のゲイブ・ブラウンさんは、気候変動対策「カーボン・ファーミング」として、いま世界で注目を集めるリジェネラティブ農業(環境再生型農業)の第一人者。アメリカ、ノースダコタ州で2000ヘクタールの農場・牧場を営む。妻と息子の家族3人でたび重なる危機を乗り越えて、化学肥料・農薬を使わない不耕起の栽培によって、自然の生態系を回復させる新たな農業を確立した。

ゲイブ・ブラウンさんは、Netflixで配信中の「キス・ザ・グラウンド: 大地が救う地球の未来」にも登場し、日本国内でも認知が広がっている。また、「リジェネラティブ農業」(国際NGOソリダリダード・ジャパン主催)ウェビナーで、本書の訳者である服部雄一郎さんの講演も話題を呼んでいる。

本書は野心的な「土壌のバイブル」として、各界から好評。東京大学名誉教授・医学博士である養老孟司さんが、「婦人公論」(中央公論新社)の連載「50歳からの読書案内」で推薦。また、女優の鈴木保奈美さんが「Precious」(小学館)で愛読書として紹介するなど、農業関係者の垣根を越え、各方面で好評を博している。地球温暖化などの環境問題、自然農法に興味がある人には必読の1冊。定価2420円(税込)。