
ディスカヴァー・トゥエンティワンは、6月23日、「推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない―自分の言葉でつくるオタク文章術」を刊行した。
「推しを語ると「やばい」「最高」「尊い」以外の言葉がでてこない」、「自分だけの感情を伝えたいけど、いつもありきたりな言葉になってしまう」、「誰かと同じことしか言えないので、自分が発信する意味がないとあきらめてしまう」。推しについて語るとき、そんな歯がゆさを感じている人も多いのではないだろうか。SNS時代を生きる私たちは、自分で思っている以上に他人や世間の言葉に影響されやすく、思ったままに自分の感想を語るというのは、案外とても難しい。けれども、身構えなくても大丈夫。推しを語るために必要なのは、語彙力や生まれ持った文才、観察力ではない。感情の言語化には、じつは「ちょっとしたコツ」がある。自分の感想を言葉にするコツさえ知っておけば、他人の言葉に支配されず、自分だけの言葉で推しの素晴らしさを語れるようになる。
本書は、書評家である三宅香帆さんが長年培ってきた文章技術を、「推し語り」に役立つようにまとめあげた1冊。SNS発信、ブログやファンレター、友人とのおしゃべり、音声配信といった発信方法ごとに、推しの魅力を自分の言葉で伝える技術を伝えていく。「推し語り術」は、仕事でライティング作業がある人だけではなく、推しについて語るSNSやブログを発信している人、推しにファンレターを書きたい人、推しを友だちに布教したい人…そんな人たちに幅広く役に立つ技術だ。
定価は1760円(税込)。発売日は6月23日。