2023年06月20日 19:54

ぷくぷく醸造代表の立川哲之さんが瓜生山学園京都芸術大の非常勤講師に就任した。それに伴い、一般公開講座の藝術学舎にて、「クラフトサケ学-酒造りを通して、多様化する日本酒を知る-」を7月5日から開講する。(受講締め切りは6月25日13時)
ぷくぷく醸造は、クラフトビールの文化や技術を掛け合わせるなど「異文化との境界線を溶かした日本酒」を追求していくことをコンセプトとしたファントムブルワリー(実体のない醸造所)。「お酒を通して福島の沿岸に田畑を増やす」ことを目指して、2022年7月に南相馬市小高区で創業した。
2000年以上続くとされる日本での酒造り。明治期以降は免許制度により、日本酒は多くの規制がされてきた。そんな中、近年はクラフトサケブリュワリー協会の設立など、古のドブロク文化に根差しつつも多様で新しい酒造りがはじまってきている。今回の講座では「実際にどんな原料から、どんなお酒をつくるか」という酒造りの企画に受講生自ら携わりながら、酒造りの工程を理解し、今後の日本酒を想像していく。受講生のアイディアから生まれるお酒は、実際に講師の立川さんによって醸造され、商品化される予定だ。日本酒の歴史からクラフトサケの成り立ち、クラフトサケのアイディアの出し方、お酒のテイスティングの仕方などを学ぶ。
開講地は遠隔(WEB)。開講日は7月5日、12日、19日、9月20日、27日。受講料は1万8000円(講座料1万8000円)。定員50名。申込締切日は6月25日13時。