2023年06月06日 09:16

CFスタートアップスは、静岡県の牧之原市が主催する「第2回牧之原市チャレンジビジネスコンテスト」(愛称:まきチャレ2023)の企画運営を受託した。

牧之原市は人口4万3000人の小さな市ながら、荒茶の生産量で全国第1位を競うお茶をはじめとする農業のほか、スズキの主力工場など自動車関連の工場も多く、工業出荷高は1兆円に上る。牧之原市には静岡県で唯一の空港、富士山静岡空港があり、全国、世界に窓が開いている。

まきチャレは、地域産業とコラボするビジネスプランを全国のスタートアップから募るユニークなピッチイベント。2022年に開催した第1回まきチャレには、海外10社を含む91社の応募を集めた。まきチャレ大賞を受賞したのは、ウクライナのS.Lab社。S.Labは牧之原市の製茶業者と協力して、茶樹とキノコの菌糸を使い、発泡スチロールを代替する天然素材の緩衝材の開発に成功したスタートアップだ。大賞・準大賞の2社を含めてファイナリスト10社のうち7社が牧之原に進出を決めており、地方創生の新たな手法としても大きな関心を集めている。また、進出企業の受け皿となるようスタートアップ支援機能が付帯したシェアオフィス「まきのはらインキュベーションセンター」のオープンも7月に予定されている。

「まきチャレ2023」では、昨年同様、同イベントに協賛する市内企業との協業を中心に、地域の産業や観光とのコラボレーションによって自らの事業を発展させるビジネスプランを全国及び世界のスタートアップから集める。

エントリー受付期間は6月1日〜8月15日。

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