2023年06月05日 09:55

学事出版は、「逆境に負けない 学校DX物語」を刊行した。

とある県立高校で情報科教師として働く魚住惇先生は、生徒のために立ち上がり、様々な手段で校内のDX化を試みるものの、これまでやってきたことを続けることが正しいとされる職場では、新しい考え方を示せば示すほど風あたりが強くなり、意見はますます通りにくくなった。それでも、何度も立ち上がり、職場に理解者を増やし、起承転結を繰り返しながらDXを一歩ずつ進めることができた。本書ではそんな約3年間の記録をまとめた。

著者の魚住先生は、情報科教師であり、ICTのスペシャリスト。日本福祉大学を卒業後、期限付任用講師、非常勤講師、塾講師を経て2015年より愛知県立高等学校の情報科教諭となった。iPadとHHKBが大好き。iPadはProモデルを毎年買い替える。趣味は珈琲と読書とサーバーいじり。WordPressの勉強として大学時代から書き続けているブログ「さおとめらいふ」は15年目を迎え、2021年からはNewsletter「こだわりらいふ」を毎週水曜日に配信している。そんな著者がこんなに大変な思いをしていたことを知り、今回はその体験をそのままストーリーとして執筆する形式を提案した。まさに、これは「物語」。学校におけるICTツールの解説ではなく、読者も一緒に泣いたり笑ったりしながら、勇気をもらえる1冊だ。

定価は2420円(税込)。

学事出版HP