2023年06月01日 16:20

秋田県でのヘルスケア分野における実証プロジェクトに、脳活用度診断プログラム「ノウセツ」が採択された。actorと、機能性繊維「TOTONOERU」を開発する天煌堂では、7月より実証実験を行う。

「ノウセツ」はいくつかの設問に直感で回答するだけで、脳医科学に基づいた診断プログラムにより、脳のどの領域をどのくらいの割合で使っているか、思考のクセやメンタル状況を数値化。これは、リハビリによる身体機能回復のために医療現場で研究が行われているほか、ハイパフォーマンスを目指すトップアスリートのメンタルチェックにも利用されている。

思考のクセをタイプ分けして、職場に適正配置することで、円滑なコミュニケーション環境の整備を目指す。また、その時のメンタル状況に合わせたフォローアップ体制をつくることができるので、フォローする側にもされる側にも、ストレス軽減が期待できる。

今回の実証実験では、秋田県と働く人々の課題を解決するサポートを行う。課題解決サポートでは、誰もが活き活きと働ける職場環境づくりのサポートを実施。女性にとって居づらい環境を改善し、秋田県における企業価値向上に向けた健康経営支援を行う。一人ひとりのカルテに応じて、職場でのコミュニケーションスキル、モチベーションアップのポイント、管理職層に向けたマネジメント研修を実施。個人の能力と組織のマネジメント最大限に発揮できる環境づくりをサポートする。