2023年05月31日 15:56

ナビタイムジャパンは、5月31日より、AIでバスの遅延を予測し、各停留所の遅延が何分遅れているかをルート上に表示する「バス遅延予測」を、「NAVITIME」(iOS)「乗換NAVITIME」(iOS/Android OS)にて提供開始する。

「バス遅延予測」では、ルート検索結果画面において、現在発生中のバス遅延がある場合、その遅延時間の予測を行い、予測した遅延時間を考慮したルート検索が可能になる。バス降車後の電車など次の移動の時刻も変更したルートが表示されるため、ユーザーは本来のバスの発着時間と遅延を考慮した発着時間の比較ができる。これにより、再検索の手間を省き、バスが遅れている時にも焦ることなく、到着時間を簡単に把握することが可能だ。

ナビタイムジャパンでは、リアルタイムな「バス遅延を考慮したルート検索」を、3月より提供している。バス事業者が公開しているバスロケ情報をもとに遅延時間を算出しているが、バスの遅延は、周辺の渋滞や停留所での待ち合わせによって遅延が増減するため、単純な手法では到着予定時刻と実際の到着時刻に乖離があるなど、高精度な予測が難しい状況だった。今回の「バス遅延予測」では、遅延データを処理できる技術としてAIを活用することで、高精度に遅延を予測可能になった。AIに、バスロケ情報から配信される便ごとの過去の遅延実績を学習させ、現在の走行状況を加味することで、精度の高い遅延予測を実現している。

同機能は無料。予測対応路線は、都営バスの全日全時間帯(今後も対応路線を追加)。

ナビタイムジャパン