2023年05月31日 15:01

アイ・シー・ネットは、世界各国で事業を展開している清水建設のウガンダとガーナの建設現場向けに、オンラインにて安全講習を実施した。本安全講習は、より多くの現場作業員への普及を目的に、アイ・シー・ネットが強みを持つ指導者育成の手法を活かして、2段階で実施した。

1段階目は、アイ・シー・ネットがオンラインで直接、現場の安全管理者及び技術者24名に講習を実施。2段階目は、この講習を受けた24名が、受講生1名あたり15~20名の現場作業員に対して安全知識を教えられるように教材を作成。作成した教材を用いて、24名の受講生が、およそ450名の現場作業員に安全知識を伝達した。

第2段階目である受講生から現場作業員への知識の伝達は、ともすれば一方通行になりがちだが、参加型で行えるよう現場作業員に質問を投げかけ、答えてもらうような工夫をしている。この2段階の方式によって、全ての現場作業員の安全意識と知識を向上させることができた。また、受講生は自ら学んだことを現場作業員に教えることで、講習内容の深い理解にもつながった。

研修後は、研修員の95%が「満足」あるいは「大変満足」と回答しており、大多数の受講者が満足する研修内容という結果に。「オンライン教材は実際にどうやって建設現場で事故が起こるかを示してくれるのが良かった。ビデオ動画を見てから、安全手順をはじめ作業前、作業中に細かなことにも注意を払えるようになった」などの感想が寄せられた。