アンド・ディは、アンケートの自由回答（テキスト回答）のコード化（アフターコーディング）を簡単に行うことができるツール「コーディスト」(β版)を、リリースした。これは、同社が3月にリリースした「アイディエータ」に続く、OpenAI社の大規模言語モデルのGPTを用いたAIツール。「コーディスト」を利用することで、分類コード作成（選択肢作成）と分類付与の2つのプロセスを、わずか数分で行うことができる。

従来、汎用的な分類コード作成の自動化は難しく、また分類付与の自動化には多くの学習用正解データの作成が必要と考えられていた。「コーディスト」ではChatGPTにも使われるGPTモデルの高い自然言語処理能力を活用することで、学習用正解データが不要でWebサイト上で手軽に実行できる方法を開発。手作業によるコード化作業にかかる時間と労力を大幅に削減することができる。

本日より、同社Webサイト上で無料提供を開始する。本ツールでは、登録なしでも最大40回答、無料登録を行うと最大400回答までの集計を一度に行うことが可能。結果のCSVやエクセルファイルのダウンロード機能も提供する。

なお、大規模なコード化が必要な場合や、より特別な条件でのコード化を行いたい場合には、個別依頼により有料でのカスタマイズ対応が可能。また、Web API経由での提供もできるので、自社のシステムへの自由回答コード化機能の追加も容易。詳しい利用条件についてはこちら。