2023年05月26日 12:30

小田原市教育委員会は、LINEみらい財団と連携し、情報活用能力の育成を図るための教材「GIGAワークブックおだわら」を作成することとし、3月27日に完成した。

「GIGAワークブックおだわら」では、「情報モラル」と「情報活用」に焦点を当てている。「情報モラル」では、ネットの特性や適切なコミュニケーション方法、情報のリスク等について学ぶことができる。「情報活用」では、情報社会に参画し社会に働きかけるために情報やICTを上手に活用していくことについて学ぶことができる。

ビギナー版(小学1~3年生向け)は、児童が端末を使い始める時期であることを想定して、まずは基礎的な使い方やルール、リスク回避に重点を置いている。スタンダード版(小学4~6年生向け)は、基礎的な使い方やルール、リスク回避といった情報モラル観点の内容だけでなく、ICTや情報の活用方法も盛り込んでいる。アドバンスド版(中学生向け)は、ICTや情報のより良い活用方法に重きを置き、情報社会へ参画していく視点も加えている。2023年度から同教材を児童・生徒に貸与している学習用端末にデジタル版として配布し、各学校で活用していく。

LINEみらい財団は、LINEが取り組んできた一連の教育活動から得られた知見やノウハウを、広く社会に還元し、より広域的・永続的に活動するため、2019年12月に設立された。小田原市とは、2022年11月18日に覚書を締結し「GIGAワークブックおだわら」を作成、2023年度においては教員向けの研修を行っていく。

教材ダウンロード(市ホームページ)