2023年05月24日 19:52

マイクロソフト社は、2009年、製造過程における二酸化炭素排出量を削減。世界で初めてカーボン・ニュートラルの認証を取得した数少ない企業であるアルカンターラ社との協力によって、新たなマテリアル導入に取り組んでいる。

2022年10月には、サトウキビの搾りかすを原料とする再生可能な成分を部分的(約12%)に含んだバイオベースのALCANTARA(R)を使用。新たなMicrosoft Surface Pro Signature キーボードを、フォレストとサファイアの2色展開で発売した。これは、天然資源に頼ることを軽減する次世代型のProキーボードマテリアルを再構築するための画期的な進歩となった。

マイクロソフト社は、今まで通りのエレガントさと快適さを失うことなく、Surfaceに新たな資源活用の開拓と促進を図るため、この進化したALCANTARA(R)を採用。これは上質で滑らかな触り心地、洗練された美しさ、汎用性の高さなどのALCANTARA(R)のユニークな特徴や性能がベースとなっている。

循環型デザインのコンセプトを製品開発に取り入れるこのアプローチは、製品の設計方法の書き換えや廃棄物排出を最小限化。ならびに、Surfaceデバイスのライフサイクルを可能な限り長くすることを目的とする「リデュース、リユース、リカバリー」という考え方に基づいている。今後もSurfaceチームはALCANTARA(R)と提携し、品質と美的感覚を保ちながら、再生可能な資源から作られたマテリアルを開発し続けていく。