2023年05月23日 15:49

「StayX」を運営するmatsuri technologiesは、運営している宿泊施設に騒音検知IoTデバイスを試験的に導入した。本デバイスは、ゲストのプライバシーを守りながら、録音をすることなく周囲の騒音を自動的に測定する。
宿泊施設の騒音が、ホスト側で事前に設定した騒音値の基準を超えたことをデバイスが検出した場合、予約サイトのメッセージツールを介して、騒音検知IoTデバイスからホストとゲストに自動通知。過去、同検知器を用いてプラハで実施した騒音検知IoTデバイスの試用運転では、100%の確率で、騒音感知から20分以内に騒音を減少させることに成功している。
騒音値(デシベル)が一定値を超えた場合にのみ、通知がホストに表示される仕組みを使用することで、ホストは問題を事前に検知し、予防することが可能。騒音/居住状況監視サービスとの連携によって、ホストとゲストは潜在的な騒音問題を、さらに迅速かつシームレスに解決できるようになる。
本取り組みは、民泊業界の活性化を目指す東京都住宅宿泊協議会に参加する企業で合同の、試験導入。この結果を元に、施設として設ける品質基準の解像度を高め、今後の施設運営に活かしていく。なお今回の試験では、76dbを基準として試験運用した。また複数社合同で実施しているため、多くのパターンで迅速かつ多面的な効果測定を行い、今後の施設運営の方針を精緻化していくことを想定。IoT機器を組み合わせ、さらに安心安全な滞在を提供していけるよう努めていく。