2023年05月22日 16:00

奈良ホテルは、「奈良ホテルプラス はた織り体験!奈良晒工房見学プラン~Dinner&Stay~」を販売開始した。

奈良公園隣接の小高い丘に建つ奈良ホテルは、1909年の創業以来、多くの賓客を迎えてきた。桃山御殿風檜造りの本館は辰野金吾さんの設計。館内随所の調度品が明治の時を思い起こさせ、その雰囲気はまるで美術館に泊まるよう。100年以上の時を経てなお重厚華麗な姿を見せ続ける関西随一のクラシックホテルだ。

「奈良ホテルプラス」とは、ここでしか味わえない文化・歴史を体験できる「地域観光」をコンセプトとし、奈良観光の知られざる魅力を知ってもらうプログラム。これはSDGsのターゲット11番「住み続けられるまちづくりを」の取り組みのひとつとしても考えている。今回の「奈良ホテルプラス」は、奈良の伝統工芸品「奈良晒(ならさらし)」の工房見学と機織り体験を合わせたプランを用意した。奈良晒は、奈良を中心に生産された高級麻織物で、織り上がった生平(きびら)を晒して純白に仕上げられたもの。江戸時代中期に、徳川幕府の御用達品として認められたことで名声が高まり、武家や町民の贅沢品として、裃や夏のひとえものとして用いられていた。今回は、文久三年創業、奈良晒の織元である「岡井麻布商店」5代目の岡井孝憲さんから奈良晒の歴史・製造工程の解説を聞き、その後、はた織りを体験する。自分で織った麻生地は旅の思い出として持ち帰ることができる。

料金は、2名1室時/1人3万1500円~(サービス料・税金を含む)。宿泊日は6月12日、19日、26日(工房見学・体験は宿泊日の翌朝9時30分~)。

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