2023年05月19日 16:01

鶴岡市城下町観光誘客促進実行委員会では、「庄内藩酒井家シンポジウム」を、7月11日夜に東京・大手町の日経ホールで開催する。

これは、徳川四天王筆頭・酒井忠次を祖とする酒井家3代の忠勝が山形県庄内(現庄内地方)に入部400年を迎えた記念の年となる昨年、実施したシンポジウムが好評だったことを受けて行われるもの。より多くの人に、「庄内藩酒井家」の存在と、今も酒井家の殿様が暮らすまち「山形県庄内地方」を知って欲しいと企画された。

今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」で、庄内藩酒井家の祖となる酒井忠次が徳川家臣団をリードする役として大森南朋さんに演じられ、脚光を浴びている。忠次は徳川家康の義理の叔父で15歳年上だったこともあり、家康を支え天下取りに大きく貢献した。また庄内藩酒井家は、幕末には江戸市中取締りを担い、戊辰戦争では連戦連勝と強さを誇った。最後に降伏するも、西郷隆盛の寛大な措置により、その後松ヶ岡開墾、絹織物製造、庄内米ブランド化など酒井家は地元に残り産業振興を進める。

シンポジウムは、徳川宗家19代当主・徳川家広さんの基調講演を実施。続くパネルディスカッションでは、徳川家、酒井家、歴史家・作家、歴史番組プロデューサーなど関係者が集い、徳川家と酒井家の篤い信頼、幕末以降の庄内藩の動向などを語る。入場は有料で、事前申込みが必要。参加者には、致道博物館特別展(4月29日~6月12日)「徳川家康と酒井忠次」の豪華図録(106頁)を進呈する。詳しくはこちら