2023年05月09日 15:46

宇宙の総合インフラ会社インターステラテクノロジズは、このたび、パートナーシッププログラム「みんなのロケットパートナーズ」に新たに5社が参画したことを明らかにした。今回加入したのは、シバウラ防災製作所、日本旅行、サツドラホールディングス、武州工業、AIS北海道で、加入企業・団体・大学は計42社となった。

「みんなのロケットパートナーズ」は、「宇宙産業を、日本の新たな産業に」という大義の下、2019年3月に立ち上げたパートナーシッププログラム。今回は、試験設備の整備や自動車産業で培われた技術の活用、観光事業の促進やコラボレーション商品の開発といったビジネス面での支援など、各企業が持つ技術やノウハウ、ネットワークを存分に生かした形での参画となった。

たとえばシバウラ防災製作所は、ロケットエンジンの燃焼試験用施設を整備するにあたり、保安設備環境の構築を支援。武州工業は、自動車産業などで培われたパイプ加工技術を生かし、ロケット製造に参画している。

宇宙産業は世界的にも今後大きく成長する分野とされており、2040年には宇宙ビジネスの市場規模が100兆円を超えるという試算が出ている。同社では「みんなのロケット」という価値観を重視し、オープンな開発を志向。企業に対して宇宙産業への参画機会を提供することで、宇宙を日本の次の成長産業とすることを目指している。今後も、本プログラムの趣旨や同社の事業に共感・賛同する企業・団体を、積極的に募集していく。