2023年05月09日 11:53

株式会社「浜田」は、大成建設の福岡空港事務所新庁舎・管制塔新築工事作業所仮設事務所の屋根面に、使用済み中古太陽光パネルを設置した。これは、太陽光パネルのリユース(中古買取・販売)、リサイクル(産業廃棄物処理)事業(太陽光2R事業)の一環として行われたもの。
本作業所では、2022年9月~2024年10月の期間に、福岡空港関連施設工事のために作業所仮設事務所を設けている。環境負荷低減を目指したZEB認定を取得するため、省エネ効果の高い各種電気機器類や建材と再生エネルギーの導入検討を行ってきた。その中で、約20年の寿命がある太陽光パネルに関しては長期利用を目的としないことから、浜田社が販売しているリユースパネルを活用することで、導入費用の削減を実現。
また、本作業所が閉設をする際、設置した太陽光パネルが再使用可能かを浜田社が検査することにより、再度、リユースパネルとして活用することを検討することができ、廃棄物量の削減が可能となる。
リユースパネルは旧式かつ経年劣化による影響で、新品より設置面積当たりの発電量が劣ることがデメリットだが、安価に導入ができる。また、製造時のCO2排出量が削減できる環境貢献度の高い商品となることがメリット。短期間使用や導入費用で悩みをもつユーザーの新たな選択肢としてリユースパネルを提供することで、再生エネルギー導入を促進し、カーボンニュートラル社会実現を目指す。