2023年05月08日 19:28

アイロックと宮城交通では、「バス運転手育成ソフト」を共同開発。また、従来のアイロック製品である「セーフティドライビングトレーナー」に本ソフトを搭載した、新型ドライビングシミュレーターを発表。4月24日宮城県にオープンした、バス運転士 短期集中養成研修施設・宮城交通グループ研修センター「Cocode」に全国で初めて導入した。
「セーフティドライビングトレーナー」では、加速時、ブレーキ時、コーナーや縁石などで、実車同様にシートが動く。そこに今回は、純正の大型車ハンドルやウインカー、シートベルトを使用し、ペダルの角度も大型バスを再現。実際の運転時と同じ体勢でトレーニングと、運転姿勢の見直しができるようになった。
トレーニングソフトは、過去の事故データを元に「焦り」「急ぎ」「気をそらす」を、AIにより誘発するイベント集約している。さらに、天気(晴、雨、雪)と時間帯(昼・薄暮・夜)を組み合わせた環境の中、オフィス街、住宅地、農村、山道など、様々なシーンを収録。一部のコースにはバス停もあり、ドアの開閉を操作し、乗客の乗り降り確認し発進するバーチャルトレーニングもできる。
繰り返しトレーニングできること、そして個人データを蓄積できることから、運転に必要な「何かが起こるかもしれない」という危険感受性、危険予測能力、認知判断力を、身につくまでトレーニングすることが可能となる。