2023年05月02日 09:10

ベネッセホールディングスは、中国銀行と国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が提唱した「ポジティブ・インパクト金融原則」に則した「ちゅうぎんポジティブ・インパクト・ファイナンス」の融資契約を締結した。
「ちゅうぎんポジティブ・インパクト・ファイナンス」は、企業活動が環境・社会・経済に与えるプラスの影響(ポジティブ・インパクト)とマイナスの影響(ネガティブ・インパクト)を中国銀行が包括的に特定・評価・モニタリングし、当該企業活動の継続的な支援を目的とした融資。4月6日より開始された。今回、ベネッセは、サステナブルな社会の実現に向けた自社の取り組みについて、中国銀行より定性的・定量的側面から評価を得た結果、「ちゅうぎんポジティブ・インパクト・ファイナンス」の1号目の案件として選ばれた。本件は、ベネッセにとっても初のサステナブルファイナンスによる資金調達事例となる。
ベネッセグループでは、企業理念「Benesse=よく生きる」を掲げ、2022年4月よりサステナビリティ推進本部を発足し、「経営」と「サステナビリティ活動」の統合を推進しており、企業活動によって生み出す価値を顧客価値・社会価値・経済価値の3つの価値に分解し、目標・KPIを構築している。また4月に従業員一人ひとりの行動指針や拠り所になるものとして、グループパーパス「誰もが一生、成長できる。自分らしく生きられる世界へ。ベネッセは目指しつづけます。」を制定し、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを推進している。