2023年04月25日 15:39

パナソニックは、ビルや工場の分電盤の幹線締付けで、スピーディーかつ高品質な施工を実現する、トルク制御機能付きの充電インパクトドライバーと、インパクト用マーキングを発売する。
幹線の締付け不良があると、電気が供給できない場合があり、トルク管理が求められる。今回発売するトルク制御機能付きの充電インパクトドライバーは、ボルトサイズ(M8・M10・M12)に合わせたトルク設定。締めすぎを防ぎ、スタッド端子台のボルト締結作業の施工品質の向上と作業効率化に貢献する。
また従来の充電工具では電池残量の低下により出力トルクが変化するが、本製品は常に一定の打撃力を維持する打撃力一定機能と、電池電圧が大きく低下する前に電源を停止する電源自動停止機能を搭載。それにより、電池残量に影響されず出力トルクを一定に保つことが可能になった。さらに、締付け忘れや、ボルトの緩みを目視で確認できるよう、施工者が締付け後にマーキングをすることが一般的。インパクト用マーキングは、充電インパクトドライバーEYCP31にワンタッチで装着でき、ボルト締結作業後にスピーディーにマーキングできるアタッチメントとなっている。
近年、電気設備業界では、電気の安定供給と安全確保のために施工品質の向上が求められている。労働人口の減少や高齢化も進み、作業効率の向上が求められており、電動工具でスピーディーに作業したいニーズが高まっている。これからもパナソニックは電動工具の多様なニーズに対応し、快適な作業環境の実現に貢献していく。