2023年04月25日 12:38

オーシャン貿易とエフピコチューパは、ブルーベリーをはじめとする小粒な青果物に最適な紙素材の容器「紙ベジクラフト」を共同開発し、4月25日から販売開始する。

オーシャン貿易は、世界初のブルーベリー養液栽培システムを中心に全国各地で顧客のブルーベリー栽培を総合的に支援しており、観光農業や商業施設の集客支援策として350件以上の導入実績を誇っている。環境問題への意識より減プラ・脱プラを意識する農家が増えてきている中で、以前より環境負荷の低い資材への多数の要望を受けていた経緯より、紙素材の容器の共同開発に着手した。エフピコチューパはこれまでも環境問題への意識の高まりを受け、環境に配慮した製品の開発を行い、持続可能な社会の実現に取り組んできた。その一環として紙素材のトマトパックやフルーツトレー等、紙容器を拡充させており、ブルーベリー向け紙容器の開発にも取り組みを始めていた。

オーシャン貿易のブルーベリーに対する知見と、エフピコチューパが培ってきた青果物容器のノウハウを併せることで、ブルーベリー容器に求められる機能性を持つ紙容器「紙ベジクラフト」が誕生した。従来の紙容器に比べ、横に広く背が低い形状でブルーベリーの潰れやすさに対応、蒸れによるカビを防ぐ通気孔をできる限り配置した。また従来の紙容器では容器内面にプラスチックフィルムを使用していたが、「紙ベジクラフト」ではフィルムを使用せず、100%のプラスチック使用量削減を実現した。さらに、ナチュラルな風合いのクラフト紙を採用し、ブルーベリーに合う見栄えに仕上げている。

オーシャン貿易 / エフピコチューパ